「極アウトプット 樺沢紫苑著」はご存知ですか?ちなみに、「極」は「エッセンシャル」と読みます。当て字だそうです。
精神科医の樺沢先生が、10代の方向けに書かれた本で、とっても読みやすくて、ためになることばかりの内容です。さすが、エッセンスがギュッと詰まっている。
アウトプット力を磨く「楽よみ」のインストラクターをしている私にとって、この本は要チェックの本です。
今回は、この本のサブタイトル
「伝える力」で人生が決まる
についてどう決まっちゃうのかを読み解いてみましたよ。アウトプットすることは、すなわち、
自分らしく生きられる
ということなんです。自分らしく生きたい方はぜひ、読んでみてくださいね。
伝える力で人生が決まるってどういうこと?
伝える力で人生が決まっちゃうんです。それって、すごくないですか?
まず、この伝える力がアウトプットということになります。
何を伝えるのかというと、自分の思いや考えを形にして、相手に伝えます。
そのようなアウトプットができると、
悩みがなくなる。
無限大の可能性を現実にできる。
そうです。この2つ、人生に大きく影響する内容ですよね。
この2つについて、さらに詳しくみていきましょう。
アウトプットすることで悩みがなくなるってどういうこと?
アウトプットは、自分の思いや考えを相手に伝えるということでしたね。そんなことをやっていくと、
自分の個性を活かし、人とうまくコミュニケーションをとれる
ようになってきます。すなわち人間関係が円滑になるのです。悩みの大半って人間関係に関わることですよね。仕事も家庭も学校も、私たちは、ありとあらゆるところで、人と関わって生きているわけなので、コミュニケーションがうまくとれるということは、ほとんどの悩みが解消されるということなのです。
多くの方は、自分の思いを言えずに、もんもんと苦しい時間を過ごしていたりします。でも、その思いを人に言うことで、悩みが解決することは多くの方が経験されていることなのではないでしょうか。例えば、、
「話したら、スッキリした」(悩みが解決したわけではないのに) とか、「自分が思っていたほど相手は深刻に捉えていなかった」、「自分の気持ちを伝えることで、相手が考えを変えてくれた」なんていうことはよくあることです。
アウトプットは無限大の可能性を現実にできるってどういうこと?
アウトプットは外の世界への出力です。
出すことで、現実が変わります。出すという行為は、能動的行為です。自分で考え、自分から動くことで、何かに影響しないわけがない。それが、現実が変わるということです。そして、その変化が自己成長につながっていくのです。
私たちの中に潜んでいる無限大の可能性を外の世界へ出力することで、その可能性が現実化していくのです。
そう考えると、
アウトプットをしていくと自分らしく生きられるってどういうこと?
アウトプットは
話す
書く
行動する
の3つだとこの本は言います。自分のことを出していくのだから、自分らしく生きられるのは、当たり前と言えば、当たり前ですね。
それで終わると、物足りなさそうなので(笑)、受動と能動の面からもみていきますよ。
この本では、
インプットは受動型
アウトプットは能動型
と言っています。
受動型は、〇〇しなさい、と言われたら、〇〇します!!ってことですよね。私の場合、ずっとこれで生きておりました。
しかも、「〇〇します!!」というよりも、「〇〇すべき」という捉え方で、ここに、自分の考えは1ミリも存在しないわけです。
一方、能動型は、自分で考え、自分から動くということで、「〇〇しなさい」と言われたとしても、
「私は、△△したいので、△△します!!」
という行動なわけです。
どちらが自分らしく生きていますか?答えは言わなくてもお分かりですね。
ということで、自分らしく生きていきたかったら、受動型はなく、能動型です。
では、次から、アウトプットすることは良いことは分かったけれど、どんなふうにアウトプットを日常にするのか、私の経験も含めてお話ししていきますね。
アウトプットの方法いろいろ
ここからは、「極アウトプット」に書かれていた内容というよりも、ちえぞうが独断と偏見で挙げた方法になります。参考までにお読みください。
1.身近な人にお役立ち情報を伝える
近くにできたカレーのお店に行ったらめちゃめちゃおいしかったよ。
雑誌で紹介されていた流行りの文房具を見つけて、使ってみたら、めちゃめちゃ使いやすかったよ。
みたいに、何でも良いのです。あなたの家族やお友達にそんな情報をシェアするのも立派なアウトプットです。
これなら、普段やっている、と思われた方もいるかもしれませんね。
2.SNSで発信
身近な人よりも少し範囲を広げたのが、こちらになります。しかも、会わない人からも「いいね」という反応がもらえるというおまけつきです。そんなおまけがなくても、「自分のために」という目的であれば、「いいね」の数は気にしなくても良いですね。
フェイスブック、インスタグラム、ツイッター、ブログ、YouTubeと種類も様々です。特徴もそれぞれあるので、自分がやりやすいのを選びましょう。
投稿するのに抵抗ある方もいらっしゃるかもしれませんね。いや、いらっしゃるのを私は知っています。私の周りにチラホラいらっしゃるのでね。
その抵抗をどうなくすか!それは、ずばり慣れです!!
もう、これは、できそうな小さなことから始めてやっていくしかありません。アメリカ横断した70代のおばあさんも、お孫ちゃんからもらったスニーカーで歩きたくて、隣の州のお友達のところへ歩いていくことから始めたら、いつの間にか横断していた、というお話しもあります。
このお話しには、大事なことがあって、このおばあさんは、「アメリカを横断しよう!」と思って始めたのではないということです。隣の州に行けたら、次はあっちへ行ってみよう・・・とやっていったら、アメリカを横断していたのです。
私は、最近、ツイッターに本で見つけた気になる言葉をメモ的に投稿するようにしてみました。後で見返したときに、ブログのネタに使えそうで、なかなか良いなと思っています。
こんな風に、自分のために使うところから始めてみるのもありですよ。「いいね」をたくさんもらう目的ではなく、自己成長のための、自分のためのアウトプットです。
それだったら、わざわざSNSじゃなくても、自分専用の日記でもよいですね(笑)こちらもお好みで選びましょう~。とにかく、小さな一歩を踏み出すのです。
3.読書会に参加してみる
読書会もいろんな読書会がありますが、ただ読むだけではなく、読んだ内容を話したり、書いたりする時間がある読書会がおススメです。ただ読むだけは、インプットだけになってしまいます。
なぜ、読書会が良いのかというと、大きく3つの理由があります。
- 人前で話すというアウトプットが鍛えられる。(これは分かりやすく伝える力も鍛えられちゃいます)
- 他の人が読んだ本のアウトプットを聞いて、自分もその本を読んだ気分になる。(お得ですね)
- 他の人が読んだ本のアウトプットを聞いて、普段手に取らないような本を読んでみようと思える。(自分の世界も広がっちゃいます)
私は、毎週火曜日20時から「みんなで読書」というアウトプット重視の読書会を開催しています。読む、メモする、話すという作業をやっていくのですが、アウトプット力が鍛えられますし、他の参加者のアウトプットを聞くことで、とても学びになる時間になっています。無料で開催しています。気になる方はご連絡くださいね。
ちえぞうが読書会が大好きなので、おススメちゃいました。すみません。
4.「楽よみ」を受講してみる
独断と偏見ですので、この項目は外せません。なぜなら、私は「楽よみ」というアウトプットに特化した脳トレのインストラクターをしているからです。
「楽よみ」では、本を読み、「書く」「話す」というアウトプットをしていきます。そこに、様々な脳トレが入ってきますので、脳のあらゆるところが鍛えられ、記憶力やイメージ力、判断力も鍛えられていく内容になっています。
楽しく訓練していくと、アウトプットの質が自然と上がっちゃいます。
アウトプットの質が上がるということは、読解力の質も上がります。読解していないとアウトプットできないわけですからね。
しかも、本に対する読解力が上がるだけでなく、なんと自分自身を読み解く力も上がっているのです。それは、レッスンが自然とそれができるような内容になっているからです。
ということで、楽よみでは、アウトプット力を鍛えて、仕事などの日常に有効活用していくことはもちろん、自分を読み解くこともできるので、さらに自分らしく生きれるようになっていきますよ。自己成長したい方にもおすすめのメソッドです。
まとめ
アウトプットすることは、なんとなく大切で良いことだと感じている方は多いですよね。コミュニケーションの上で大切な力ですが、それだけではなく、アウトプットすることは自己成長にもつながり、自分らしく生きられるんですよ。
しかも、これからのAIの時代に生き残るためにも、AIにはできないアウトプット力は鍛えていきたいところですね。
そして、アウトプットが苦手という方は多いです。それはこの本「極アウトプット」でも、もともとみんなアウトプットは下手なんですよ、と言っています。ではどうやって、苦手を克服するのか、それは、
だそう。これは、何事にも言えることですね。
ということで、自分なりに楽しんでアウトプットできる方法をみつけて、数をこなしていきましょう。
その先には、自分らしく生きていて、人生を思いっきり楽しんでいるあなたが待っています。